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ウイルス性胃腸炎
(嘔吐下痢症)

ウイルス性胃腸炎=嘔吐下痢症?

ウイルス性胃腸炎=嘔吐下痢症?ウイルス性胃腸炎は感染性胃腸炎の一種で、ウイルスが胃腸に入り込み、胃腸の機能が低下することで、急激な下痢や嘔吐などの症状をきたす病気です。
ウイルス性胃腸炎は、一般的には「はきくだし」「おなかのかぜ」「嘔吐下痢症」などと呼ばれています。
原因となるウイルスとしては、ノロウイルス、ロタウイルス、アデノウイルスなどがよく知られています。

感染性胃腸炎について

感染性胃腸炎の原因となる
主なウイルス

ノロウイルス

感染力が強く、たったの100個以下でも感染する場合があります。
特に、ウイルスに汚染されたカキなどの二枚貝の生食、もしくは加熱が不十分な状態での摂取で感染します。
感染すると潜伏期間の後に腹痛、吐き気・嘔吐、下痢などの症状が起こりますが、発熱は微熱となります。こうした症状は1~2日で改善することが多いです。ノロウイルスの感染性胃腸炎は毎年11~12月に流行りやすいため、注意が必要です。

ロタウイルス

乳幼児の急性胃腸炎の原因となるウイルスとして有名です。たったの100個以下でも感染する場合があります。
嘔吐や下痢が頻発し、腹痛や発熱などの症状も起こりやすいです。症状は1~2週間で自然治癒することがほとんどです。
ロタウイルスの感染性胃腸炎は毎年3~5月に流行りやすいため、注意が必要です。

アデノウイルス

微量のウイルスでも感染する場合があります。乳幼児が感染しやすく、慢性的な下痢が起こります。
発熱は稀で、嘔吐と下痢を併発するケースや下痢だけのこともあります。症状は1週間以上続く場合もあります。

ウイルス性胃腸炎の感染経路

ウイルス性胃腸炎は、経口感染が主な感染経路です。感染者の口から出たウイルスが、直接的もしくは間接的に別の人の口に侵入することで感染することが多いです。経口感染は以下のようなケースで発生します。

人から人への感染

感染者が手洗いをせずに飲食物に触れたり、感染者が吐瀉物や便を処理した後に別の人と接触したりすることで、ウイルスが口に侵入する場合があります。

食品感染

ウイルスに汚染された食品の生食、もしくは加熱が不十分な状態で摂取することで感染します。
特に、二枚貝などの魚介類はウイルスの感染源となることが多いため、注意が必要です。

水源感染

ウイルスに汚染された水を飲むことで感染する場合があります。

環境感染

感染者が触ってウイルスが付いたものに別の人が触れて、その手で口を触ることで感染することもあります。

胃腸炎の潜伏期間は?

胃腸炎の病原体の潜伏期間は、感染した細菌やウイルスによって違います。
通常、ウイルス性胃腸炎の潜伏期間は1~3日ほどといわれていますが、短い場合は数時間、長い場合は1週間以上となるケースもあります。
一方、細菌性胃腸炎の潜伏期間は、ウイルス性胃腸炎の潜伏期間よりも長期化する特徴があります。1日~1週間ほどといわれていますが、感染した細菌によってはさらに長期化する場合があります。

ウイルス性胃腸炎の治療

ウイルス性胃腸炎には抗ウイルス剤や抗生物質は効かないため、整腸剤や吐き気止めを処方する場合があります。
しかし、基本的には糖分・塩分・水分を徐々に補給することで治療します。特に、経口補水液には水分の他にも糖分や塩分も入っているため、脱水状態を防ぐために有効です。嘔吐の不安から水分補給を控えると、脱水状態に陥りやすくなるため、嘔吐から少し時間をおいて、ペットボトルのキャップ1杯くらいの量から少しずつ水分を補給しましょう。